2026年7月1日以降に開始する旅行から、対象カードでの携行品損害保険の補償が終了します。6月30日までに出発する旅行は現行の補償が適用されます(旅行保険のため出発日が基準)。
「携行品損害保険」とは、海外旅行中に持ち歩いている荷物(カメラ、スマートフォン、衣類、スーツケースなど)が盗難・破損・火災などで損害を受けた場合に補償してもらえる保険です。
たとえばパリで観光中にバッグごとカメラを盗まれたとき、ミラノで預けたスーツケースが破損したとき、補償の対象になります。海外では財布やスマホのスリ被害が多く、この保険の有無は旅行者にとって地味に重要な差になります。
アメックスカードを「海外旅行の保険目的」で持っていた方が多い理由のひとつがこの携行品損害保険でした。それが2026年7月に大幅縮小されます。
[写真:海外の空港でスーツケースを確認する旅行者のイメージ]アメックス公式発表によると、終了対象はプラチナ以外のほぼ全カードです(2026年4月時点・公式発表に基づく)。
| 日付 | 内容 |
|---|---|
| 2026年4月7日 | アメックスが公式に改定を発表 |
| 2026年6月30日まで出発 | 現行の携行品損害保険が適用される(対象カード保有者) |
| 2026年7月1日以降出発 | プラチナ以外のカードで携行品損害保険が終了 |
私はアメックスゴールドを海外旅行時のサブカードとして持っています(メインはエポスゴールド)。携行品損害保険があるから持っているという意識はなかったけれど、去年タイ旅行でスマホを置き引きされたとき、その補償が一部使えたので「あってよかった」と実感した保険でもあります。
正直、この改定でアメックスのゴールドカードを保有する理由が少し薄くなりました。年会費が3万円台のカードで携行品保険がなくなると、同じ年会費帯の他カードと比較したときの優位性が下がってきます。
[写真:海外旅行中にスマホで地図を確認している様子]なお、「携行品損害保険」以外のアメックスの旅行保険(傷害・疾病治療費・救援費用・賠償責任等)は引き続き適用されます。完全になくなるわけではないので、パニックにならなくても大丈夫です。ただし「旅行中の荷物の盗難・破損補償」というニーズがある方は代替手段の確保を。
旅行者としての選択肢はいくつかあります。
まず単独の旅行保険を加入する方法。旅行代理店や保険会社のウェブサイトで、出発ごとに申し込める短期旅行保険は携行品損害補償も含むプランがあります。1回の旅行で数千円程度です。
次に自動付帯で保険が厚いカードに切り替える方法。2026年現在、自動付帯が残るカードと各社の保険内容については海外旅行保険 自動付帯 残存カード一覧にまとめています。
またクレカの旅行保険の基本的な考え方(自動付帯・利用付帯・補償の組み合わせ)についてはクレカ付帯旅行保険の完全ガイドが参考になります。
旅行好きとしてのカード選びの全体像は旅行好きのクレカ比較の記事でまとめているので、カードの見直しを検討している方はそちらも参考にしてみてください。
📚 もっと根本から知りたい人へ
2026年7月1日という具体的な期日が設定されているので、行動する時間は十分あります。でも「知らなかった」ではもったいないので、まずは自分の保有カードがどの保険区分なのかを今日確認しておくことをおすすめします。
最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。クレカの保険は改定が頻繁なので、旅行前には毎回確認する習慣をつけておくのが現代の旅人のリテラシーだと思っています。